トランス脂肪酸:マクドナルドの取り組み

トランス脂肪酸:マクドナルドの取り組み

米マクドナルド社は2002年9月、心臓病疾患の原因になると指摘されたトランス脂肪酸を減らすため、揚げ物に使う油を2003年2月までに新しいタイプに替えると発表しました。ところが、新タイプの油への切り替えが遅れ、この事実を2003年2月に公表しましたが、健康問題活動家らが消費者への告知が不十分だったとして損害賠償などを求め、カリフォルニア州の地裁に提訴したのです。この訴訟に対して、米マクドナルド社は約850万ドル(約9億円)を支払って和解しました。

 

このような訴訟を背景に、マクドナルドのトランス脂肪酸フリー調理油への切り替え検討は急ピッチで進められました。

 

アメリカのマクドナルドは2007年1月、公式サイト上で心臓病や肥満との関連を指摘されているトランス脂肪酸の使用を、アメリカ内における一部店舗で中止したことを明らかにしました。
そして、いよいよニューヨーク市のトランス脂肪酸規制施行2007年6月を迎えましたが、有力消費者団体の公益科学センター(CSPI)が独自調査を行い、いまだ多くのファーストフード店舗が基準を大幅に上回るフライドポテトを販売している中、マクドナルドのポテトは 0.2gで合格だった、と公表しました。

 

日本マクドナルドのトランス脂肪酸への対応ですが、新しい調理油への切り替えはアメリカ国内だけにとどまり、日本での調理油切り替えは予定すらされていません。日本政府がトランス脂肪酸に対して表示義務も削減方向も打ち出していないので、日本マクドナルドの対応は違反ではありませんが今後に期待したいところです。



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